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学力偏差値

日本でいう偏差値は正確には学力偏差値のことを指します。
偏差値の考え方に学力検査の得点(素点)を、全体の平均点と標準偏差により正規化した値であります。

なぜこのような偏差値を日本では導入したのでしょうか?

基本的な入試(受験)の合格条件は試験を受けた得点上位者から合格が決められ、定員数に達した時点でそれ以下の得点者は全て不合格になります。 合格点が決まっていて、それ以上の得点を取った人全てが合格できるわけではありません。
ですので受験する際に自分がどのくらいの位置いるのかが、とても重要になってきます。それを教えてくれるのが偏差値になります。

偏差値の優れた点

シンプルに試験の点数だけで自分の実力がわからないのが受験のややこしいところです。 なぜ試験の点数だけではわからないのか?それは毎回問題がことなるので、点数が毎回違ってきます。 問題の内容によって点数が変わってくるのは指標として大変弱く、あてになりません。

簡単な例で説明します。下記表は試験を二回受けた結果です。
1回目 2回目
点数 90点 50点
平均点 80点 30点

点数だけみると一回目は90点で二回目は50点ですので、一回目の方が優秀に感じます。 ここで平均点に注目してくだささい。一回目は80点、二回目は30点です。 つまり一回目の試験は大変かんたんな試験で、二回目の試験は難しかった試験となります。

順位で考えればあきらかに二回目の試験の方が順位がよかったでしょう。 となると単純に点数だけでは自分の実力がわかりません。

それでは順位では?と思った方がいるかもしれません。 たしかに順位がわかれば自分の実力が何番目か点数に左右されずにわかります。 ですが、実力きちんと把握するには毎回受験と同じ条件が必要になってきます。同じ学校を志望する人や、人数など これは本番まで同じ条件にすることは不可能ですから、現実的な数字ではありません。

偏差値はこれらの問題を全てクリアして実力を教えてくれます。 問題の難しさや参加人数などに惑わされずに自分の学力位置を教えてくれるのが偏差値です。




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